学生支援サービスを批判する心理について

学生支援サービスのstudygiftと言うサービスがオープンし、直後色んな反響があり話題になってます。

簡単に言うと

反響の中の否定的な部分はほぼ全て「この学生は別に支援とかしなくていーだろ」と言う意見です。サービスについてはほぼ誰も否定していないところが面白いです。「サービスの意義は認める。だがこの学生は認めん!」とまぁ、そういう感じなのでしょうか。

炎上の裏に潜む心理

今回の批判してる人たちの心理は割と分かりやすくて「なんで真面目に勉強してない学生が100万とかもらっちゃえるわけ!?だったら俺によこせ!え、無理?何それムカつく!」ってとこでしょうか。これは極端過ぎますが。

だってぶっちゃけ、この学生さん(坂口さん)が支援を受けて100万円手に入れようが、見てる人たちには何の不利益も無いわけですし。嫉妬みたいなものがやはり一番大きいんじゃないかなと。だってうらやましいよね、うん。それはそうだ。

でも見え方がまずい

ちなみに人間心理として上のような気持ちになるのは仕方ないと思うし、割と多いんじゃないかなと思う。と言うか僕もちょっと思いました。「いやいや、せめて奨学金切れない程度にはまず勉強しろよ。。」と心の中でツッコんだと思います。

サイトの見え方として「この学生はちゃんと支援されるべきだし、みんな善意と余裕があるなら支援するでしょ?」みたいなスタンスに見えちゃうのがよくない気がします。なんで成績下がったのか理由をちゃんと書いて、その上で「ちゃんと次は頑張るから!」と言う気持ちが見えるような仕立てだったら、きっと感情も全然違ったんでしょうね。と言うか問題はそれだけだと思う。見る一般人の気持ちを読み切れなかった、と。

きっと世の中に必要なサービス

でもサービスとしては、ほんとに素晴らしいと思うんですよね。クラウドファンディングソーシャルレンディングとか、こういうのは今の時代にとても合ったお金の融通システムだと思います。

僕自身、学生の頃には奨学金も借りていたしそのおかげで高校から大学院まで無事に進み、立派な社会人になり(!)今でもちょっとずつ返し続けています。うまく奨学金のような制度を取れなかった学生に、他の有志による融資(ダジャレじゃないです)をするような仕組みは、匿名の寄付や募金に代わる大きなものになっていく可能性がある気がします。

と言うわけで少額ですが、色んな期待を込めて坂口さんに支援してみました。能力や意思があるのに経済的な理由で学べない人が減れば、また一つ良い世の中になっていくんじゃないかなぁ。